いろいろな話16


渓流釣り

今回はガラッと毛色を変えて、釣りの話。

中学の頃、もうどっぷりと釣りにハマってました!
海でも、池でも、川でも、沢でも、いけるところはどこまでも行きました。
中でも一番印象に残っているのは「イワナ釣り」

今では信じられないでしょうが、あの滝畑でイワナを釣っていたんです!
もちろん、イワナの生息南限は大峯辺りなので天然物ではありません。
上流の養殖場から逃げてきて野生化したものを釣っていたんです。

真冬、渓流に雪が積もる寒い日、早朝4時から家を出て川の中をじゃぶじゃぶと遡る。
寒さを通り越して痛くなってくる両手。
その手で餌となるミミズに針を通す。
ポイントに着くと、岩陰に身を隠しそっと竿を振る。
この最初の一振りが勝負、
ここでアタリが無ければ見切りをつけてより上流へ。
こんな調子だから、気が付けばかなり上流まで遡っている。
上手くいけば型のいいのが4匹〜6匹
悪ければ2匹か、へたしたらボウズ。
ひとしきり終えたら、車の中で暖を取りながらコーヒーを沸かす。
(中学生がこんな時間にこんな場所に来れるはずも無く、父親と2人で行っていたのです。)

実は当時の我が家は店をたたむ直前で、結構切羽詰っていた時期でした。
だから、(子供とはいえ)中学に入った私もその危機感は肌で感じていました。
そんな時に、というか、そんな時だからこそ、
父親は私を連れ、毎週末釣りに行っていました。
(思えばこの頃が、一番多く父親と接していましたね。)
丁度今、私は当時の父親の年齢に達しています。
だから今では、あの釣りが、
あの頃の、もうどうしようもない状況にいた父親の
唯一の逃げ場所だったのだと分かります。
今思い出してみると、楽しかったのか辛かったのか微妙な思い出です。
(まあ、釣ってる時は楽しかったんですがね♪)

今ではダムができ、あの頃の釣り場のほとんども水中に。
釣りにも、もうずいぶん行っていません。

一昨年、久しぶりに以前よく行った沢に下りてみました。
権現さんと呼ばれるその滝は、何も変わらず昔のままそこにありました。
本当に何も変わらずそのままに…

今年は久々に竿を持って山へ行ってみようかな〜!
今度はバイクで。



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