いろいろな話250

どうでもいい話
〜エビとカエルと北海道〜
 

 

ある日、「暇だ〜!暇だ〜!」と書き込みをしていました。

でなんとなくそれを眺めていると、

「蝦だ〜!蝦だ〜!」

と見えてきました。

で、「暇」と「蝦」て似てるな〜♪

と喜んで、辞書で詳しく見てみようと思いました。

すると、泳ぐエビが「蝦」で、地面(というか水底)を這うエビが「海老」だとありました。

ほほ〜、面白い区分けだな。

そんな差を考え付くということは、エビの生態を良く見ていないとわからないはず。

というか、区別すべき意味があったということ?

あれ?

でも泳ぎっぱなしのエビって、オキアミとかああいうプランクトンみたいなものなんじゃないの?

なぜ区別したんだ??

あれれ???


さらに調べると、

「蝦」という漢字を万葉の時代は「蛙」の意味で使っていたとありました。
(「河蝦」で、「かはず(川津)」、「蝦手」で、あの植物の「かえで」)

ええ〜!

エビとカエルが一緒の字?

どこをどう見ても違う生き物じゃんか!

やや待てよ…

万葉仮名は音主体で意味は踏襲していないはずだよな。

ということは、ただ単に、音を共有していただけかな?

じゃあこの場合は、発音は「かはづ」だから、エビも「か」で始まる発音だったのか?

いやまて!

漢字はもともと中国だ。

「蝦」の音はどうなってる?

「暇」と同じならば、「か」だよな…

調べよう…

「ha」か…

で、なになに…

当時の日本には [h]音がなかったため、外国語のの[h]音はみな[k]音に取り込まれていったとのこと。

となると、当時の「蝦」はやはり「ka」なのか!

いやちょっとまて。

確か「蝦」にはもっとどこか出会ってるぞ…

?????

!(・∀・)「思い出した!」


「蝦夷」(えぞ、えみし、えびす)だ!
「毛人」とも表記します。)

でもこの場合の発音は、「え」なのかな…

そもそもこれは何語でどういう意味だ?

調べよう…

蝦夷の「夷」は東方の人間に対しての蔑称か…

すると、「蝦」のような野蛮なものたちという意味ですね。

「蝦」はエビ?カエル?

さらに調べよう…

むむ?

古くは、「アイヌ」は、モンゴル人から「クイ」ロシア人からは「クリル」と呼ばれたそうです。

そして、「蝦」という字は「kai」と発音するために、音をとるためにその字をあてたとも!

なるほど!

これでさっきの推論と合致したぞ!

やはり当時の発音は「ka」なんだ!


ということは…

万葉時代、「かわず」という音がカエルに用いられていたのだが、

前述のように万葉仮名は、音のみを使い意味は余りなかったはずなので、

「かはづ」の「か」のために用いて意味はなかった。

つまり「蝦」=「カエル」説はボツ!

で、一方「蝦」という漢字はそのまま定着し、中国語の「エビ」という意味が乗っかったため

読み方も「か」から「えび」になったんだ!

でもって、その後に日本語らしくビジュアルの浮かぶ絵言葉とも言うべき、
「海老」も生み出したんだな。

なるほど!

だから「蝦夷」と描いて発音する際、最初の音が「e」になるんだ!

つまり「蝦夷」の発音が、「kai」から「ezo、ebisu」に変化したきっかけは、

本来音を借りるために用いた「蝦」という言葉が、いつの間にか意味の方に焦点が当てられ、

中国語の「蝦」が、日本語の「えび」を意味することから、

日本語読みで「えび」と発音するようになったのだな!

当時は音声による伝達は口伝えしかありえないので、文字による伝達が主流で、

音は読み手の主観で変更させられたのだろう。


こう考えると、前述の「蝦夷」の別表記の「毛人」と言う文字が、

本来「k」の音から始まるはずなのに、「えぞ、えみし、えびす」と「e」の発音から始まることも納得です。

きっと昔は「毛人」と書いて、「kai」と発音していたのに、

先ほどのような理由で「蝦夷」が「え…」になったので、同義語である「毛人」もそう発音するようになったのでしょう。


あああああ〜!


ここであることを思い出した!



私の近所にある難読地名!

富田林市;
毛人谷

ここ


毛の人と書いて読みは「えびたに」



ずっと納得いかなかったこの言葉の意味も今わかったぞ!


おそらくは、古来この場所(富田林地区)の呼び名「えびだに」と呼ばれていて、

いざその言葉を表記する段に当てはめるべき漢字に、「蝦夷、毛人」を「えびす」と発音することから、

こういう漢字を当てはめたのだな!

ちなみに地名の場合「えび」という言葉の意味するところは、

一説ですが、e=未知なる物、b=既知のもの、i=行動をそれぞれそれぞれ示すので、

ebiで「よく見渡せる場所」となるそうです。

つまり、切り立った岬、丘陵地、小高く連なる山とのこと。

あと、海老状の土地というのもありますが、少し意味不明。
(昔は上空から見れないしね。)

で、先ほどの「毛人谷」はどうかというと、なるほどここは丘陵地!

つじつまは合いますね。


よし、こういうことで納得するか!


あ〜、なんか長年のつっかえがすっと溶けたよ〜♪


ヽ(^∀^)ノ


あれ?

すると、一番最初の「蝦」と「海老」の使い分けなんて本当に正しいのか?

これは後でこしらえた理屈じゃない?

・・・


うわ!

こういうことを考え始めて、気がつきゃもう1時間以上たっている!

「暇」
という漢字一つで…

(=^^=)ゞ「すっかり
がつぶれた♪」


実は…

私は良くこういうことを考えながら楽しんでいます

ヽ(^∀^)ノ


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