いろいろな話272

 

気持ちのよい店 


 つい今しがた、とあるお店のことをいろいろ調べておりました。

すると、あるレビューにこうあったのが気になって…

「最近改装してきれいになったから、
雰囲気は少し減点です。」

はぁ?

なんかこれおかしいよな…?

(改装前がとてもすばらしい建築だったとかではないですよ。)

汚くなって減点ならわかるけれども、きれいになって減点なんて。

まあ、大体言わんとすることはわかりますよ。

おそらくは、少しやれたような感じで、その人にはそれが良い雰囲気だったのでしょう。

でも、たぶんそのレビューを書いている人は、常日頃通っている日常のお客さんじゃない。

どこかで情報を得て「有名なら行ってみようか…」と、観光気分で出かけたお客さん。

ならば、そういう人が軽々しくそういう点を口出ししたり、評価したりするべきじゃない。
(おこがましいと思わないのかね?)

毎日行くお客さんなどは、以前のつくりを懐かしみこそすれ、きれいになったことについては不満はあまりないはずです。

ましてや、そこを生活の場とするお店のものの立場としてならなおさら。

(実はこれと全く同じことが以前近所の定食屋さんでもあったのです。)


確かに、食べ物だけではなく、お店自体の雰囲気も「味」のうちなので、

寂しく感じるのはわかりますが、それを対外的に「評価減」という形で表すとはどういうつもりだろう?

私はそこになんだか「おもいあがり」を感じて嫌な気がしました。

味がよく、店の人が気持ちのよい人なら、雰囲気は減点されるところなんてないだろうに。



で、ここからは全く反対の話。



ずいぶん昔のの神戸のお店。

無名の餃子屋さんと、有名なお店でそれぞれ食事をしました。

餃子屋さんは爺さん婆さんの二人できりもり。

通りに面し騒々しくて、狭く、どっちかというときちゃないお店。

でも味は良く、カウンターの調味料もアイディアがすばらしく、しかも丁寧。
(けっこうまねさせていただきました)

そしてお店の人も、一生懸命でとても良い感じ。

一方有名なお店は、ガード下にあるいかにも古いお店という良い雰囲気のお店。

私たちが入ると家族でテレビを見ていて、そのまま顔をこちらに向け、

そしてめんどくさそうに注文を聞きに来ました。

私がカレーを注文するも、「それだけ?」みたいなとても嫌な感じ。

けっこう待たされた挙句、出てきたときも放り投げるような置き方。

味はまあ、確かに悪くはなかったですが、すごく砂をかむような味気なさ。


以来週末になると夜ごと神戸まで車を走らせ、その餃子屋さんに奥さんと行くのがすごく楽しみになりました。

ガード下のカレーの有名なお店には二度と行くことはありませんでした。

こういうのこそ、お店の雰囲気だと思うのですが。

どうでしょう?


お客さんもお店の人も、お互いが思いあがっていなければ、

そして気持ちよく出してもらえて、気持ちよく食べて帰れれば、

それが一気持ちのよいお店。


なんぼおいしくとも、店主があれこれ注文をつけて偉そうにするお店は雰囲気悪いし、

客側がえらそうに注文してるのを見ると、。嫌な気がしてきますよね。


そう思うと、食べるこちら側も、店の雰囲気作りの一因になっているのかと、今頃気がついてしまいましたよ。


これは全てのお店にいえることなので、

自分でこういいながら、自分の店でそれが出来ているかを自問&反省!


(=^^=)ゞ


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