いろいろな話277

時の流れ 

 

さて、皆さんは「これは当たり前。」なんて感じていることがよくありませんか?
たとえば、車に乗って家に帰って、エアコンを入れて、リモコンでテレビをオン♪
これだけ見ても、つい40年前は想像もつかない夢の暮らしだったわけですよ。
だって、大多数の家庭に車が行き渡ったのはつい30年ほど昔。
エアコンも、リモコンもそう。
ずっと昔からなじんでいるように感じていますが、そういうのって実はほんの最近のこと。
もっと身近な例では携帯電話。
いまや一人に一台は当たり前、小学生だって持っている。
それどころか、もはや一番身近な家電製品といえるんじゃない?
でもこんなこと、ほんの10年前にはありえなかった!
でも、今現在はそれが当たり前で、そうでなかった昔のことは
「え?そういやそうだ!よくこういう便利なもの無しで耐えれたな〜。」
となってしまう。

こういう風に時の流れとともに状況が変わると、
物事の受け止め方や、考え方までまるっきり変わっちゃう。
だから、ある時点での常識は、別の時点では非常識。
(これは時を場所に置き換えても同じことが言えますね)

そしてよくある話なのですが、
今を生きる人々は、過去の情報をいともたやすく手にいれることができるから、
過去の人々を見て、「あんなことしてて、なんとまあ、驚いた!」と声を上げたりするのです。
でもそれは、今の目から過去を振り返っているという、、
言い換えれば、今の価値基準で昔を判断しているという、ちょっと間違ったものの見方。
(答えをすでに知っていて言うわけだから、それってちょっとずるくて思い上がってるよね。)

こういうのは大なり小なり誰だってすることで、
小さい話では、「ああ、あの時告白していればきっと上手くいったのに!」とか、
大きな話では、「あの戦争は間違っていた!」とか…
でもこういうのは大きな間違い。
その時点その時点での判断は、その時々の価値判断ですべきであるから、
後世を生きるものが何を言っても全く無意味。

同じ理由で、自分自身の過去の出来事を振り返ってみて、
「ああ、あの時こうしていれば…」
そう思う人は、別の選択をしていても、後々絶対同じように過去を悔やみます。(たぶんね)
だからそうならないために、その時々の選択を真剣に考え、後悔の無いようにしないとね。
そのためには、悩むべきときは思い切り悩んで、決してやけくそにならないことですね。
だから私はいつも大いに悩み、そして今も悩み続けている!
φ(._*)☆\(-_-)優柔不断か!

ただ、「する」か「しないか」で悩んだ場合、
「した」時の後悔の方が、「しなかった」時の後悔よりずっといいといつも思うよ。

さて、こういうのは食べ物や嗜好品にも当てはめることができて、
ある時代時代(もしくは場所場所)で評価の仕方がころっと変わる。
お酒やドラッグなんかもまさにそれですね。

私のおばあちゃんの頃は、近所の川原でけしを栽培しアヘンを作ったというし、
お店では普通に「ヒロポン」という商品名で覚せい剤が売られていたし。
今では、とてもじゃないけど信じられないことだけど、
それは当時ではありふれた普通の日常だったのですよ。
でもだからといって、誰もが薬中(薬物中毒)だったわけでもないから、
それなりに上手くまわっていたんでしょうね。
(中には、薬チュウ担っちゃった友人のお父さんなんかもいたけれど…)

そうそう、反対も言うことができて、
禁酒法時代のアメリカの人から見れば、
今カパカパお酒を飲んでいる私たちなんか、とんでもなく悪いやつらに映るんでしょうね。

あっ、時代というか年齢でもそういうのあるね。
「タバコ」なんかそうでしょ?
ある年齢になったら全面的にフリーなのに、大人になる前に吸うと、おまわりさんに捕まっちゃう!
そこが納得いかなくて、学生さんたちは、隠れてこそっと便所で吸ったりして。
(最近は制服姿で普通に吸いながら歩いている姿も見かけますが…)
さて、タバコといえば、そもそもは薬効を期待できる薬という存在だったのですが、
やがて、大人のたしなみの嗜好品へ。
それがいまや、周囲の健康をも害する社会悪のように考えられております!
こんなに浮き沈みの激しい嗜好品もそうないね。

最近では喫煙者はすごく肩身が狭い…
そのうち、近い将来タバコが違法ドラッグ扱いされて、
喫煙者達は闇のルートでタバコを買って、隠れて吸うようになるんじゃないかな?
見つからないようにこそっと便所で…φ(._*)☆\(-_-)学生か!

というわけで、本日は皆さんを昔々へタイムスリップ。
1933年のロンドンから「Florence Desmond」の「Cigaettes Cigars」をどうぞ♪



【おまけの話】
ついでに言うと、冒頭で述べたような感覚、
つまり「車やエアコンが当たり前」っていう感じ方は考えると面白い。
つまり、今まで生きてきた時間がどれほどあっても、
最近の数年間の記憶や感覚が現時点では優先されるということですからね。



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