色々な怪獣
2 夜走る…
そいつはどこまでも追ってくる!
暗い夜道を、ただもくもくと追いかけてくる!
自動車で逃げても、走って追いかけてくる!
慌てる様子も無く、表情一つ変えないで、
ただ、両手を大きく振りながらストライドを大きく取って、
スキップするように走りながら追っかけてくる!
しかもそいつの顔は…
こんな顔!
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これはご存じ「ウルトラQ」の「2020年の挑戦」のワンシーンです。
このシーンははっきり言って悪夢以外の何者でもありませんでした。
登場する怪獣は、「ケムール人」です。
(いや、むしろ怪人の方がしっくりくるなあ。)
細かい解説は検索でもして調べてください。
ここで私が述べたいのはその恐さ!
根本的な恐怖が、自分の理解を超えたものの存在であるとしたならば、
これこそまさに具現化された恐怖そのもの!
訳のわからない姿をしたものが、
理由も無く追いかけてくる!
しかも、どうやって逃げてもどこまでも追いかけてくる。
もうこうなると、パニックに陥らない方がどうかしている。
まだ、小学校に入ったかどうかの年齢でこれを見て、
話の内容は理解できなかったが、とても恐かったのだけは憶えている。
夜の銭湯の帰り道、自分の後ろが不安で兄に後ろを歩いてもらい、
決して振り返ることなく家路を急ぎました。
だってケムール人がいたら大変でしょ?
奴は色んなところにいました。
夕方一人で帰る学校の校舎の階段、昼間の誰もいない公園、果ては家の便所の窓!
いたるところに奴の影が見え隠れして怯えていました。
今でも間違いなく、これが最も恐い映像だと考えています。
さすがに最近は奴は出てきません。
ただ、ごく希に気配を感じることはあります。
夜間、バイクでたった一人山の道にいる時。
そんな時は決してバックミラーを覗きません。
だって、嫌でしょう?
覗き込んだミラーにこんな奴が写っていたら!
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あなたも、夜間一人での夜道は…
ケムール人に気をつけて!
おまけ
大きくなって、筒井康隆の小説を読んだ。
「あっ!これは絶対ケムール人!」
そう思った。
その小説は…
「走る取的」
ぜひ一度拝読を!
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