色々な怪獣

4 さっかな屋の♪おっさんに♪おこられた♪


1970年の夏休み、近所の映画館へおなじみ「東映チャンピオンまつり」を見に行きました。
おなじみのゴジラではなく、「ゲソラ、ガニメ、カメーバ」が大暴れする映画でした。
「決戦!南海の大怪獣」

両手(?)を上げて持ち上げているのが「ゲソラ」
持ち上げられているのが「カメーバ」、残りが「ガニメ」です。
それぞれ、「イカ怪獣」「カメ怪獣」「カニ怪獣」、そう言っていました。
「?」
カメとカニはまあ分かる、
「これはイカかぁ〜?」
私にはどう見てもイカには見えませんでした。
だってその頃のイカのイメージと言えば。

これ!
三角形でとんがっててる、このヤリイカの姿こそがイカでした。
だから、ゲソラのずんぐりした姿はどうしても、タコにしか見えませんでした。
劇中でも、登場人物が「イカの化け物」と連呼するたびに、
「??」
となってました。
内容はとても面白く、続けて二度見ました。
だから、明るいうちに映画館に入ったのに出てきたらもう薄暗かったです。
それがなんとも不思議な感覚でした。
(子供の頃は大抵そうだったので、映画館は一種のタイムマシーンのように感じました。)

それから数年たったある日のこと。
買い物で市場へ行っていました。
そこの魚屋さんでこんなものを見つけました!

「ああっ〜!ゲソラ〜!!」w(☆o◎)w
私は思わず大きな声を上げていました。
すかさず、魚屋のおっちゃんがこう言いました。
「ゲソとちゃう!ちゃんと身もある!」(`ε´)」
さっかな屋の♪おっさんに♪おこられた♪
ははは!(=^^=)ゞ

私はそのときまで、切り身でないモンゴイカを見たことが無かったんです。

そ〜か、そ〜か!
ゲソラのモデルはこれだったんだ!
なるほど、
ゲソラは確かにイカだった!

長年のつかえが取れ、
私は大いに納得しながら家路につきました。




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