色々な怪獣


36 なんで地味?

先日、「大怪獣バラン」を見た。
実はこれが初めて!

今までバランはカラー作品で「その他大勢」の怪獣としてしか見ていなかったので、
かなり地味な怪獣だと思っていました。

でも、これはピンの作品!
かなり期待をして観ていました。
(だって、ラドンの時も印象ががらっと変わったから。)

さて観てみると・・・・

さすが東宝!
おどろおどろしい設定、
リアルな気ぐるみ、精緻なセット、素晴らしいミニチュア!
それらを効果的に、惜しみなく使う!
特にバランの表情や皮膚、しっぽの動きなどは超リアル!
モノクロ作品であることなど関係ない、大迫力!

!(^◇^)ノ!

なのに・・・

なぜだ!?

観終わった後も、バランの印象は地味なまま。

なぜだ!

あんなに、カッコ良くて、強くて、恐そうなのに!


考えてみました。

ゴジラの時は、人間の核実験によって生まれ出でたモンスターの恐怖と、
その責任をとるべく立ち上がる人間のドラマがありました。

ラドンの時は滅びるために生まれ出でた巨大生物の悲哀と、
その生物間の深い愛情が描かれていました。

しかし!

バランはどうだ?!
太鼓から生き延びていた、「バラノ・・・」という名の恐竜という位置付け。
「バラダギ山神」とあがめられていたにもかかわらず、
それを生かしたストーリー展開はなし!
登場後はただひたすら、人間の攻撃を受けるのみ!
ラストシーンなどは痛々しいだけ

スピーディな展開は単刀直入でよいのだが、
どうも単調になってしまう。

そう、ドラマ性がないのです!


例えるならば、野球の試合でホームランシーンだけを見せられているようなもの。
手に汗握るシーンも、のめりこんで感情移入する場面もどこにもない。

結果、その作品全体の印象が「バラン」の印象を決定付けてしまったような気がします。


こう考えれば、そのドラマ自体に深みがなければ、
どんなにカッコいい怪獣でも魅力は半減してしまうのですね。

難しいですね〜!





次へ



トップヘ