色々な怪獣


37 5円引き写真

今の子供に5円玉を渡しても全然喜ばないですよね。
でも私が小さかった時には貴重なお金でした。
当然、
私の子供時代(昭和40年代半ば)の物価と今の物価が全然違うので話にはなりませんが、
当時は5円玉で以下のようなものが買えました。

揚げ小丸(ぼんち揚げの小さなお菓子)2け
タバコ状のラムネ菓子
たこ焼き1ケ
寒天1本

そして何より、これ!

そう!怪獣の写真です!
これは一枚一枚、紙の袋に包まれていて、
50枚くらいで一つの束になっていました。

私の場合、何よりもこれが優先でした。
小銭を握りしめて、駄菓子屋へ行き、
先ずこれを一枚引いてから、残りのお金でお菓子を買っていました。

友達の多くもこれを集めており、
ダブったものは交換したりしていました。
しかし、
欲しいものはなかなか出ないのです!
大抵欲しいものは、見本として表紙に張られている一枚!
凄くかっこいいものがそこには貼られているのです。
で、その一枚はどうなるかというと…
お店によって違いますが、大抵は最後の一枚を買った子供にオマケとして渡されていました。

しかし、これをゲットするのが大変で、
どこどこが残り数枚だと聞きつけて走っても…
すでに売り切れていたり、
残り全部を買い占める子がいたり…

(〃ToT)=3 はぁ・・・

そんなある日、私の祖母からその話を聞いていた祖母の弟さんが
家に来た時にお土産を持ってきてくれました!
それは・・
!(・∀・)「夢にまで見た、5円引き写真の束!」
私は喜び勇んでそれを見ました!

しかし!

<(T∇T)>「怪獣ではない〜!」

私が頂いたそれは、「丹下左膳」のものだったのです。
時代劇の、ちょんまげさんたちが刀を振り回している写真の束…
正直私は嬉しくはありませんでした。

しかし、せっかくのお土産です。
私は大げさに喜んでみせ、お礼を言いました。

それからというもの…

そのおじさんは来る度に、
「妖怪大戦争」や「ちゃんばら」の5円引き写真の束をお土産にもってきてくれました。

そのたびに私は喜んでみせたのですが…

<(T∇T)>「怪獣のんが欲しかったよ〜!」


でもね!

今見ると、
それらの写真の方が貴重で、価値があるんですよね!

でもね!
でもね!

中学にあがる時に、全部捨てられました・・・

。・゚・(ノД`)・゚・。


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