懐かし探偵団 23 
あ〜る・ぬ〜ぼー♪

そういや、タイル貼りって最近見ないですよね?
モルタルのように殺風景なこともなく、
レンガのように角々しくもなく。
緩やかに大きくカーブする美しい曲面。
正に身近に体感できる「アール・ヌーボー」!

思いおこせば、銭湯、理髪店、病院、映画館、タバコ屋…(はては、ストリップ劇場!ヾ(〃∇〃)〃)
町のいたるところで目にすることが出来たこの様式美。
しかしながら、このアール・ヌーボーは機能から遊離した形式主義的な装飾であったため、
20世紀に入ってからは機能的なデザインのものに取って代わられていきました。
ただ、幸運なことにこの手の建造物は、結構堅牢に造られているので、
即作り変えられることは少なかった。
しかしさすがに21世紀にもなってくると、
当初の店主も代替わりお店も改装、
下手すりゃ廃業…
一気にその姿が町から消えてゆきました。

そうそう、それだけではなく、
いわゆるタイル貼り職人さんがいなくなったことも
減っていった原因の一つです。
壊れてしまっても補修できないんです。
(今の職人さんはシートにあらかじめ貼られたタイルを転写するようにして貼っていきます。)

以前訪れた銭湯(源ケ橋温泉)でも、
「職人さんがいなくなってしまったので天井のタイルを塗りに変えました。」
とおばちゃんが言っていました。

個人的には、小さな時はタイルは嫌いでした。
特にゆかがタイルになっているのは、
「滑って転んで、頭から血がドバ〜!」
常にそのように思ってしまって怖かったのです。

でも、表の建物のタイル貼りは好きでした!

冬の寒い日、暖かくなったタイルに頬を当て温めたり、
また夏の暑い日には、ひんやりしたタイルの壁に身体を押し付け冷やしたり。
ヤモリのごとく接しておりました。






そうそう、こないだ伊勢までうどんを食べに行った際、
古いタバコ屋の前を通りかかりました。

写真では見えにくいですが、
やっぱり美しいカーブを描く素敵な店構えでした。


なお今回のブツは団員1号の@こ@さんからの情報でした。

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