救急講座 その3

さあ!移動せねば!


ずいぶん久しぶりなのでこの回の前に今までの分を読み直してください。
どうです?いいですか?
前回は負傷者の情報収集という話でしたが、今回は具体的にどうするかです。

先ずは
「自覚症状の確認」
目に見える外傷の場合はそれだけで分かるので注意できますが、
「頸部の損傷」は目視では確認できません。
もしうっかり、気付かずに移動なんてしたら大変!

ですので先ず、「後頸部」(首の後ろ)をごく軽く圧迫し、
痛みや(手足の)しびれがないか確認しましょう!
もし、
「首が痛い」「手足がしびれる」などの返事があれば絶対に動かさずに救急車を待ちましょう。
その際、一人は負傷者に話し掛けたりしつつ、気をつけて観察し。
もう一人は、交通の整理にあたり
「2次事故」の回避に努めましょう。
ただ、万が一救急車の到着までに、嘔吐し意識を失なってしまった場合は、
「気道確保」のためヘルメットを脱がす必要があります。
この際、必ず二人一組になり、
「首を左右にぐらつかせない」
「頭が急に落ちないように注意」
このことを必ず守りながら、慎重に行います。
(あご紐は切りましょう)


また、頸部の損傷が無い場合は、自力でヘルメットが脱げるか確認しましょう。
(やはり自力で無理ならば、先ほど同様慎重に脱がせましょう。)
その後は自力歩行で移動可能か確認しましょう。
「お腹が痛い」「腰が痛い」などの場合は、
臓器損傷、骨盤骨折の可能性もあります。
自力歩行困難ならば、その場所から動かさないのが基本です。
やむなく移動
させる場合は、可能な限り多くの人数で移動させます。
この際大事なことは、
負傷者をそのままの形で移動させることです。
つまり(負傷者を)丸太のようにまっすぐにした状態で移動させねばなりません。
もちろん、
頭と首の保持には万全の注意が必要です。
(そうそう、もし負傷者がうつぶせならば同様にまっすぐのまま仰向けにしましょう。)
最悪、協力者がなく一人で移動させなければならない場合は、
後ろから抱きかかえるようにして、引きずりながら移動させます。
この際、負傷者が座椅子に浅く腰をかけたような姿勢で、
移動させる人が、その座椅子になるようなイメージで。
ただし、
負傷者が苦しんだり、痛がったりしたならば、移動させずにおきましょう。

その後も油断せずに、
救急車到着までの間容態の変化に気をつけます。
患部のはれ、変形に注意しましょう。
この際も、頭の先からつま先までをよく見ましょう。
(時間がたってから出てくるものもあります。)

今回はここまでですが、ヒマがあれば移動の練習をしてみてもいいですね。

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